呪殺
呪殺
「呪殺祈祷」は、対象者の生命を奪うことを目的とした究極の祈祷です。
その結末が不可逆的なものであるだけに、安易に選択することは避けなくてはなりません。
考え抜いた結果、「どうしても死んでもらわないといけない人間が居る」そのような結論に至ったとき、頭の中は意外なほど冷静になります。
感情に流され安易に「呪殺祈祷」を選択した場合、必ず成就の前に考えが変わり決意が揺らいでしまいます。
呪殺が成就するとき、対象者は「徐々に弱っていく」のではなく「ある日突然亡くなる」ことになります。
前日までとても元気にしていたのに、翌朝フトンの中で冷たくなっている... そういうイメージです。
なお、病院以外で人が亡くなった場合、第一発見者(主にご家族)は警察に連絡し、検視を受けなければなりません。
そして「死亡診断書」に代わる「死体検案書」という書類が作成されます。この書類には死亡原因などが記載されますが、呪殺祈祷で亡くなった場合の死亡原因としては「急性心不全」、対象者が高齢の場合は「老衰」、死後時間が経っている場合には「不詳の病」などと記載されることになります。
当然ながら「呪殺祈祷で死亡した」などという結論には至りません。例えあなたが検視官や医師に向かって「私が呪殺祈祷をしていた」と暴露したとしても、取り合ってはもらえません。
そのため、「呪殺祈祷」を依頼して対象者を絶命させることで、あなた自身が何らかの責任を問われることは一切ありません。